SLEとループス腎炎日記

全身性エリテマトーデス(SLE)によるループス腎炎と向き合う日々を記録し、腎臓の健康や生活の工夫を共有しています。

はにわのフォルムに癒される

16年ぶりに『学研の学習』が復刊したらしい。第1弾は、つくって学べる歴史のスターターキット「はにわの大国宝展」。

https://kagaku.gakken.jp/gakushu_haniwa/

東京国立博物館監修で、国宝のはにわ「挂甲(けいこう)の武人」を組み立てたり、勾玉をみがいたりして、おうちで国宝展を開催できるらしい。キットはこの本物の国宝を計測した研究用の3Dデータをもとに、1/6スケール(全長約20cm)で再現したもの。

はにわ好きの友達に早速LINEしてみたら、購入するか悩むレベルとのこと。やり取りする中で、何年か前に行った「はにわ展」のことを思い出した。

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2660

上記のリンク先に載っていた「はにわ」以外にも、いくつかおすすめの「はにわ」を紹介。

家の形をした「はにわ」

家の形をした「はにわ」がいくつか展示されていてけど、丸みを帯びた形がかわいい。Googleレンズで検索してみると、宮崎県西都市の西都原古墳群から出土した、古墳時代(5世紀)の重要文化財『子持家形埴輪(こもちいえがたはにわ)』というらしい。大きな中心の家(親)の四方に小さな家(子)が組み合わさった、日本で唯一の非常に珍しい形をしているとのこと。

兜をかぶった「はにわ」

こちらは兜をかぶった「はにわ」。「あれっ?この時代から兜あったの?」と思ったら、彫刻家・吉田白嶺(よしだはくれい)が制作した大正時代の作品『武人埴輪模型(ぶじんはにわもけい)』。明治天皇が眠る京都の伏見桃山陵に「御陵鎮護の神将」として奉献された埴輪と、まったく同じ型で作られたそう。「近代埴輪」と呼ぶらしい。

おどけた「はにわ」

両手がよく持ち上がるなと、壊れなかったなと。そして、おどけた表情がなんとも言えない。群馬県出土とされる古墳時代(6世紀)の重要文化財『埴輪 踊る人』。一般的には「踊っている姿」と親しまれているが、馬の手綱を引く「馬子(まご)」の姿を表しているという説や、神聖な儀式で遠くから訪れる神や霊を迎え入れている(あるいは見守っている)仕草とする説など、様々な解釈があるそう。

お相撲さん「はにわ」

昔からふんどしをしていたのかと驚いたお相撲さん「はにわ」。古墳時代(6世紀)に作られた大阪府・今城塚古墳出土の『力士(りきし)埴輪』らしい。古墳時代の相撲は、単なるスポーツではなく、神に捧げる神聖な儀式(神事)や、王の葬儀の際に行われる重要な儀礼(力比べ)としての役割を持っていたそう。

後ろ姿もなんとも言えず。ふんどしについてもう少し深く調べてみると、色々わかってきた。

「衣」と「袴」

上半身にはゆったりとした上着(衣)、下半身には当時の男性が穿いていたズボンのような「袴」を身につけているそう。てっきり裸かと思っていた。

踏ん張る脚と太ももの「穴」

太ももに丸い穴が空いているのは、埴輪を焼く際に内部の空気を逃がして破裂を防ぐための「焼成孔」。なぜ空いてるのか気になってた。力強い脚の筋肉を強調するような造形になっている。

手首のブレスレット(鈴または玉)

左手首を見ると、ゴツゴツとした突起のようなものが並んでいる。これは「鈴」または「丸玉」を連ねたブレスレットを表現したもの。四股を踏んだり腕を動かしたりする際に、ジャラジャラと音を鳴らして邪気を祓う役割があったと考えられているそう。

裸足の表現

当時の一般的な人物埴輪は、靴を穿いていることが多いそう。この力士埴輪はしっかりと指が分かれた裸足で大地を力強く踏みしめている。

顔とお腹の丸っこいフォルムが癒される。フィギュアとして両国国技館で販売しても良さそう。

動物の「はにわ」

動物の「はにわ」は、みんな脚が太くてどっしりとしたフォルムがかわいい。この中でも馬に注目してみた。

旗を立てた「馬形埴輪」

古墳時代(6世紀)の重要文化財『旗を立てた馬形埴輪』。考古学の世界で「歴史をひっくり返すほどの大発見」をもたらした、日本で唯一の極めて重要な埴輪だそう。

1. 歴史的な謎を解いた「旗」

馬具の使い道を証明古墳からは「蛇行状鉄器」というぐにゃぐにゃと曲がった謎の鉄製品がよく見つかっていたが、何に使うのか長年不明だったそう。この埴輪の背中にその鉄器がくっつき、「軍馬の尻に立てる旗の支柱」として使われていたことが、この埴輪の発見によって初めて証明された。

2. 非常に豪華な装備

馬の胸や顔周りには、たくさんの丸い「鈴」が立体的に付けられており、身分の高い首長の乗馬であったことが分かりる。背中に旗をなびかせて進む姿は、当時の戦いや儀式の華やかさを現代にリアルに伝えているそう。

確かにこの「馬形埴輪」は脚が長いなあ。

素朴な表情の「馬形埴輪」

古墳時代(6世紀)の『馬形埴輪』。旗を立てた「馬形埴輪」に比べると、体つきががっしりとしていて、装飾がシンプルで素朴な可愛らしさがある。目はシンプルな細長い縦穴で表されていて、どこかトボけたような、穏やかで優しい表情にも見える。何より脚が太くてどっしり。

二体の「馬形埴輪」の違い

工房や地域によるデザイン(作風)の違いがあるそう。旗付きの「馬形埴輪」は、埼玉県出土で、非常に細かく精巧な作風を得意とする職人工房が手がけたため、リアルで豪華な仕上がりになっているそう。一方で、素朴な「馬形埴輪」は、群馬県出土で、細かい部分をあえて省略し、一目で馬とわかり、かつ親しみやすい形にデフォルメして量産する独自の優れたデザインセンスを持っていたそう。

「はにわ」にも地域によって特色があるなんて、思いもよらず。ステロイドの副作用で顔に肉がついてしまう「ムーンフェイス」に悩んでいたけど、「はにわ」を見ていたら、これもかわいいかもと思えそう。

顔が丸くなった(ムーンフェイス)が気になる方へ~考えられる原因と対処法

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